ライフスタイル

知識ゼロから2か月で宅建に合格した勉強法

実は私、宅地建物取引士の、通称「宅建」を持っているんです。

令和2年に交付を受けていますが試験自体はその2、3年前に合格しています。

今回は知識ゼロから2か月の勉強で宅建に合格したその勉強方法をご紹介します。

宅建とは

この記事にたどり着く方は宅建が何なのかはもはや言うまでもないですが念のため。

宅建とは、宅地や建物の取引が公正に行われることなどを目的に設立された国家資格です。試験合格後、一定の手続きを経て「宅地建物取引士」(宅建士)になることができます。

不動産業界に入ってから資格取得を目指す方も多いですが、不動産業界のみならず、金融やその他の業界への就職や転職の際にも有利になるため大学生のうちに取ってしまおうという方も非常にたくさんいます。

年に1回の試験で約20万人前後が受験するという超人気な国家資格ですが、その合格率は約15%とかなり低めです。

合格率だけ見ると難しそうに見えますが、その実態は会社から言われたから取り合えず受けてみた人や、ただの記念受験の人など、そもそも勉強をしてこなかった人がかなりたくさんいるので必然的に合格率が下がってしまっているだけです。

しっかり勉強して準備さえしておけば決して難しい資格ではないと私は思います。

実際に私は理系学部出身で不動産や法律の知識は全くのゼロでした。そんな私でも完全独学で2か月の勉強のみで試験に合格できました。

2か月とは言っても、しっかり勉強の時間は確保しないと短期間で合格するのは難しいのでそこは覚悟しておいてください。

私の場合は、19時に仕事から帰ってきて、夕飯やお風呂など必要なことを済ませてから21時から0時頃まで約3時間勉強するというのを約2か月続けて合格しました。平日にしっかり勉強していたので特別休日に多く勉強時間をとることはあまりしませんでした。

よく通信講座や宅建のセミナーに通う方もいますが、はっきり言ってお金の無駄です。このページを見てくれてる方は独学で勉強しようという気持ちがある方だと思うので絶対に通うのはやめましょう。

もし利用する価値があるとしたら、本番直前にある模擬試験のみです。これは予想問題も含め、実際の試験に慣れるという意味でも検討してみていいかと思います。

必要な教材は「過去問集」と「最新のテキスト1冊」のみ!

他の色んなサイトを見てみると民法の参考書が必要~、この参考書も~、みたいな感じでいくつか参考書の購入を進めてきたりしますが、宅建合格に必要な教材は「過去問集」「最新のテキスト」のみです。

特に過去問集の活用が非常に重要になってきます。

民法や宅建業法などの分野ごとの参考書は確かに細かいところまで理解できる素晴らしいものですが、はっきり言って情報が多すぎるのです。短期間で試験合格を目指すには到底向いていません。

その点過去問集は試験に出る部分のみしっかりカバーしてくれ、早い段階で試験形式に慣れることができます。

さらにわざわざ「最新の」テキストとしているのは、法改正のために若干内容が変わることがあるためです。その部分は過去問でも注意しなければいけません。

では次にその過去問集とテキストの使い方を書いていきます。

宅建に短期間で合格するための勉強方法

勉強方法は非常に単純です。繰り返し解けばいいのです。

勉強し始めた一番最初の頃から過去問を解いてください。

最初は正解どころか理解すらできていないと思いますが、「問題を読む」ということが大事なので、わからなくても最後まで問題を読んで解いてください。

50問すべて解き終わったら、回答をみて答え合わせです。

この答え合わせに一番時間をかけてください。回答には正解の選択肢の解説だけでなく、その他3問の不正解の選択肢についても解説が書いてあるので、そこまでしっかり読んで理解していってください。

実際の試験問題は過去に出題された内容を別の視点から作り直すことも多く、過去問に問われている趣旨や論点を把握しておくことが点数につながります。そのため不正解の選択肢の解説まで読み込むことが大切です。

そして不正解だった部分の内容を、さらにテキストで確認し理解します。一番最初はほぼ不正解だと思うので勉強方法としては、一度過去問を解いて、問題文と照らし合わせながらテキストを読むということになります。

それを各年度ごと行って、一通りやり終えたら2週目、3週目と本番まで時間の許す限り繰り返してください。そうすることによって試験合格に必要な知識のみ効率的に得ることができますし、出題の傾向までわかってきます。

テキストを読む→過去問を解く→答え合わせをする

というスタイルが一般的ですが、ここでは

過去問を解く→答え合わせをする→テキストを読む

というスタイルをおすすめします。

おすすめの教材

最後におすすめのテキストと過去問集を紹介しておきます。

テキストはこちらが一番要点を抑えていて短期間での合格に向いていると思います。

2021年度版 みんなが欲しかった! 宅建士の教科書 [ 滝澤 ななみ ]

価格:3,300円
(2021/6/8 13:42時点)
感想(10件)

過去問集はこちらがおすすめ。厳選された問題集よりも年度別毎にしっかりと一つの試験問題として解けるのでより本番に向けての勉強ができます。さらに簡単な年度順に掲載されている点もおすすめできます。

2021年度版 みんなが欲しかった! 宅建士の12年過去問題集 [ 滝澤 ななみ ]

価格:2,860円
(2021/6/8 13:48時点)
感想(2件)

過去問をひたすら解いていけば必ず合格できますので、しっかりと準備して臨んでみてください。

最初の方に上げた自分の勉強時間ですが、試験のもっと前、例えば半年前から準備をするのであれば1日の勉強時間はもっと少なく済むので精神的に楽かもしれませんね。

私も最近他の資格取得のための勉強も始めたので一緒に頑張りましょう。

© 2024 佐藤のブログ