今回は一生の相棒と成り得る財布を買ったので紹介させてください。
ココマイスター シェルコードバン・アーチデューク
社会人になって6年間ずっと同じ財布を使ってきましたが、ついに財布を新調しました。
かねてより分かりやすいブランドの財布より、「良い革」を使った財布が欲しくて探していました。
そして選んだのが、ココマイスターのシェルコードバン・アーチデュークです。
外側はもちろんのこと、内装にまでシェルコードバンを使った非常に贅沢なものになっています。
そもそもシェルコードバンとは?
シェルコードバンとはアメリカのシカゴにある100年の歴史を誇る、伝統的タンナーの「ホーウィン社」が製造する最高級のコードバンレザーです。
コードバンは馬のお尻の革の表面ではなく裏側を使用していますが、この裏側にコードバン層と呼ばれる層がある場合とない場合があり、ある場合のみコードバンレザーとして流通します。
革の裏側を使用しているため、傷などが無く美しい、そして希少性も高い革素材となっています。
シェルコードバンは、そんな希少なコードバンをなめす過程で、植物性タンニンを使い、オイルをたっぷり含ませることで極限まで自然な風合いを残した仕上げになっており、経年変化を存分に楽しめる素材になっています。
最初はマットな風合いですが、使用していくことで鈍い光沢を放つようになり、シェルコードバンにしか醸し出せない表情を見せてくれます。
さらにコードバンは生産数も徐々に少なくなってきて、昨今では非常に入手が困難になってきているそうです。
シェルコードバン・アーチデュークの価格
気になる「シェルコードバン・アーチデューク」のお値段は、税込み¥120,000円となっています。
ココマイスターのお財布の中でもクロコダイルの製品を除けば最も高価ですが、シェルコードバンの伝統や希少性、その性質から言えば納得できます。
カラーバリエーション
カラーは上記の通り全部で6色あります。
どれも違った魅力があり、同じカラーでもそれぞれ雰囲気も異なります。
実際に購入したもの
こちらが実際に購入した「シェルコードバン・アーチデューク」です。
カラーはネイビーブルー。
シェルコードバンは、極限まで自然な風合いを残した仕上げのため、コードバン素材の中でも特に色ムラが出やすい素材です。
画像を見ていただくと、色の薄い部分がボーダーのようにあるのが分かるかと思いますが、本来この商品は均一なネイビーなんです。
店員さんによると私が購入した個体は特に色ムラが強く、嫌がる人が多いとのことでしたが、私は逆にこの色ムラがオーロラのように見えて気に入り、こちらの購入を決めました。
内装はボルドーでファスナーのゴールドと合わさってゴージャスな印象。
財布は、外装に良い革を使って、内装は「ヌメ革」などの一般的な素材を使っていることが多いのですが、この「シェルコードバン・アーチデューク」は内装まで贅沢にシェルコードバンを使用しています。
常に肌や空気に触れる外装と、そうでない内装の経年変化の違いも楽しめそうです。
内装の一点にのみブランドロゴがあります。
主張しすぎず、極上の素材そのもので勝負している感が強くて好きです。
内側の小銭入れにはYKKのシンプルなファスナーが使用されていて、引っ掛かりもなくスムーズに開閉することができます。
細部派手な装飾をすることもないですが、一切の妥協がなくこだわり抜いた作りが伺えます。
外側のファスナーの取っ手にもシェルコードバンが使用されています。
ココマイスターの他の財布には、ゴールドでロゴの入ったファスナーが使われているものが多いですが、「シェルコードバン・アーチデューク」には余計なことはしないとばかりにシンプルかつ上品に仕上げられています。
最後に
ココマイスターの財布を購入しようと決めてから色々調べていたのですが、本当にどの製品、どのカラーも魅力的でかなり迷いました。
財布は一生の相棒として購入しましたが、名刺入れなど他の革製品も徐々にココマイスターで揃えていきたいと思っています。
それほど魅力的なブランドでした。
次回は私が悩みに悩んだココマイスターの他のお財布たちについても紹介したいと思っているのでお楽しみに!